墨のひみつ Q&A

Q2 よい墨の磨(す)り方とは?

 硯(すずり)の表面には「鋒鋩」(ほうぼう)といって、微細なヤスリ状の凹凸があります。墨はこの鋒鋩によって磨(す)りおろされていきます。力を込めて磨りますと墨の粒子が荒くなり、墨のもつ本来の墨の色が出ません。硯の面に水を数滴たらし、力をいれずにゆっくりと磨り上げ、濃くなれば海におろし、再び水をたらし、ゆっくりと磨ってゆくのが理想です。そして最後に使う濃さに水で薄すめて下さい。こうしますと、墨本来の生き生きとした墨の液が得られ、美しい墨の色が求められます。またこの方がはやく濃くなるのです。
 

 

 

 

 

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